物語学の森 Blog版

このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。

論を立ててから先行文献を探す。

 土曜日の報告の資料は月曜日に準備完了。参考文献はいささクラシカルな論文が多い気がして、さらに先行研究をリサーチ。パワーポイントに追加します。「論文は読むな、論を立ててから先行文献を探すように」と萩谷先生に繰り返しご指導いただいたけれども、なかなか履行でなかったところ、今回はようやく実現の見通し。
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父の命日

 15日は父の命日。位牌は弟と三つ作るのがしきたりなので、ひとつは書斎にあり、私なりに綺麗にしました。
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上野誠著『万葉集から古代を読みとく』

 著者から『万葉集から古代を読みとく』(ちくま新書)拝領。ありがとうござました。
 映画「君の名は」は、『万葉集』巻十、作者未詳歌「誰そ彼と われをな問ひそ 九月の露に濡れつつ 君待つわれそ」が通低音にあるから、万葉学者なら「ぜひ見るように」との勧めがあってご覧になった由。現代に折口信夫が生きていたら、アニメーションの映画監督を目指していただろうとする「はじめに」から一気に読ませます。「君の名は」はもちろん見ました。この映画の新海誠監督は国文学科出身であることと、私と同郷であることは、演習の学生の口頭発表で知りました。
 全九章からなるこの新書、ぜひ御高架をお願いします。
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「上格子事」『侍中群要』第一「日中行事」

『侍中群要』第一「日中行事」
上格子事

式/凡 毎日辰一刻上格子/
令殿司女嬬御燈払拭殿上女蔵人検察之/
午一刻供朝膳/
酉一刻供夕膳 侍女房仰供奉 于黄昏殿司供燈楼下格子 或随仰下上格子亦同
○辰一刻(午前 七時)格子を上ぐ 
○牛一刻(午前十一時)朝膳
○酉一刻(午後十七時)夕膳
○黄昏(たそがれ)于(よ)り、燈楼を供し、格子を下ぐ 或は仰せに随ひて格子を下げ上ぐるも亦同じ
 ※殿司女嬬(女の童、にょじゅ)=後宮において内侍司に属し、掃除や燈火等の雑事に従事した女官

『紫式部日記』寛弘五年秋
まだ夜深きほどの月さし曇り、木の下をぐらきに、
 「御格子参りなばや。」 「女官は、今までさぶらはじ。」
「蔵人参れ。」
など言ひしろふほどに、後夜の鉦打ち驚かして、五壇の御修法の時始めつ。われもわれもと、うち上げたる伴僧の声々、遠く近く、聞きわたされたるほど、おどろおどろしく尊し。

『新編全集』
○「御格子参れ」-ここでは前に屋外の描写があるので、下ろす意
○「後夜」-六時(日没・初夜・中夜・後夜・晨朝・日中)のひとつで明け方の四時頃。

 時系列で見ると、前夜の黄昏には格子を下ろしており、翌朝辰一刻(午前七時)に上げるというのだから、「下ろす」ことは不可能と言うことになる。


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GWを終えて

 3日の授業が節目となり、後半は遊びました。ただし、校正二つを抱えていたものの、月曜日に届くように返送。近々、ご紹介できるでしょう。
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