物語学の森 Blog版 宇治文学踏査敢行
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宇治文学踏査敢行
2020-03-09 Mon 22:25
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 コロナ対策をしながら、この時期しかないと覚悟を決めて、宇治文学踏査を敢行。宇治山(仏徳山、朝日山)、興聖寺、そして槇ノ尾山を歩きつつ、「岩波文庫」七巻の地図を検証。
 源氏物語ミュージアムは閉館だが、知らずやってきた青年があった。そのミュージアム添いに宇治山散歩道が整備されており、幼い三姉弟を連れたお母さんも散歩コースにしているようで、追い抜いたり、抜かれたりで30分弱。平等院と宇治橋を展望できる山である。この仏徳山を抱く興聖寺は、宇治八の宮邸のあったところとする説もあり、常盤貴子さんの「京都人の密かな愉しみ」にも登場。平安仏とされる聖観音は、『源氏物語』の古蹟「手習の杜」に祀られていていたとされる(写真撮影可)。

 『源氏物語』諸注釈書が、誤認していた槙尾山とされる山々は、明治に陸軍が作成した地図には山名がなく「槙島村飛び地」とのみ記され、後に「槙島のお山」と呼ばれることになったらしく、『山州名跡志』の「槙尾山」は左岸の写真の山のこと。
 この山を登った方の記事をリサーチしてあったので、当然、これをゴールにしようともくろんでいたが、左岸に渉るための天ヶ瀬ダム手前の吊り橋が工事中のため、通行不可。これでロスタイム一時間半。戻って橘の小島を渡り、槙ノ尾山登山を敢行するも、参考にした山頂登山成功者さんのブログにある入り口は13年を閲して獣道化しており、あと二十メートルを残して泣く泣く撤退。帰りは落ち葉を頼りにスノーボード状態での下降を四五回繰り返し、泥だらけで下山というぼろぼろの一日目となった。また平等院の参道も人影まばらで、店もほとんど閉じており、新幹線も空いていたし、今年の経済がどん底にあることを実感した初日であった。


20201021 (3)
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