物語学の森 Blog版 大井田晴彦著『伊勢物語-現代語訳・索引付』
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大井田晴彦著『伊勢物語-現代語訳・索引付』
2019-10-20 Sun 08:04


 著者から拝領。ありがとうございます。三弥井書店さんのtweetで刊行を知った本。先の学会にギリギリ間に合わせるために版元もご苦労されていたにもかかわらず、台風で出展を断念された由。好セールスを祈ります。

先行注釈書、とくに片桐洋一『伊勢物語全読解』(2013年)の存在もあり、これを超える語釈はなかなか提出しにくい状況にあるものの、鑑賞欄に重点を置き、歌ことばの磁場、そして和歌表現を巧みに読み解いておられる本。ぜひ御高架をお願いしたい。

 なお、第十段の「入間の郡、三芳野の里」については「坂戸市周辺か」(30頁)とあるが、『とばずがたり』巻四から、「みよし野」が米の不作から「吉田」に改名されたとあることから、史学では、すでに定説化され、三角洋一氏も新大系において「吉田」の地を「川越市大字吉田」と特定されている(ただし、三角氏も「三芳野」については坂戸、川越、広い地域と揺れている/187頁)。重版に際しては、拙ブログの『伊勢物語』カテゴリーも参看願いたい。


 
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