物語学の森 Blog版 後藤祥子著『平安文学の謎解き-物語・日記・和歌』
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後藤祥子著『平安文学の謎解き-物語・日記・和歌』
2019-10-19 Sat 05:46


 著者から拝受。まことにありがとうございます。以前から、常々、著作集を出していただきたいと思っていたところ、多方面からの要請に応えて、一巻本選集を上梓されたと思しい。しかも、あとがきに「一冊出して終わりにしなさい」と助言があったと記されてあるから、それが著者のご意志のようである。「清原元輔の晩年―「無常所」をめぐって―」「清少納言の居宅―『公任卿集』注釈余滴―」の二本は、平安京の地図とともに、ファイルにまとめてよく読み返す論攷。先生ご自身も踏査されたと思しい愛宕山月輪寺、先生のお説の西坂下の月輪寺の二箇所はぜひ尋ねてみたいところだ。「謎解き」=考証の方法の基本モデルとして長く読み継がれる名著。ぜひ御高架を。

 目次
物語とその周辺
 二条后物語の成立
 伊勢物語成立の意義
 光源氏の原像
 中川の宿―「帚木」巻読解―
日記・家集
 秘められたメッセージ―『蜻蛉日記』の消息の折り枝―
 『和泉式部日記』前史―為尊親王伝の虚実―
 紫式部日記の解釈一つ―「御格子まゐりなばや」―
 平安女歌人の結婚観―私家集を切り口に―
 更級日記の陰画
 清原元輔の晩年―「無常所」をめぐって―
 清少納言の居宅―『公任卿集』注釈余滴―
和歌史の周辺
 河原の院「塩釜」庭園の命名者
 平安の万葉二題―山口女王歌と「をはただ」―
 『秘府本万葉集抄』の作者
 女流による男歌―式子内親王歌への一視点―
あとがき
引用文献著者索引

武蔵「月の輪」考
空を見上げる清少納言

清少納言邸宅想定図
 なお、先日、B説を唱えた先生のご子息から、突然、電話を頂戴した。これも天からの啓示ではないかと思うことにしている。
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