物語学の森 Blog版 長勝院の狸・チョッピラリン
FC2ブログ
長勝院の狸・チョッピラリン
2019-07-07 Sun 09:17


 昨日、紹介した、神山健吉著『埼玉の伝説を歩く―志木・朝霞・新座・和光編』には、志木市編に「長勝院のチョッピラリン」の話が掲載されている。ここは業平と皐月の前の逃避行(『伊勢物語』野火止伝説)で知られるところ、他にも、この主・藤原長勝の田面長者の大蛇退治伝説もある。チョッピラリンとは「ちょっぴら-ちょっと」「りん-火」のことのようだが、尊祐なる寺の隠居がいたずら狸に餅と称して焼けた石を下腹部めがけて投げつけたところ、後日、狸の亡骸が見つかったという話。この話は、東京日野市にも伝わるといい、著者は、埼玉県内の白岡、羽生、所沢それぞれの話の伝播状況を一覧にした上で、遊行坊主たちがこの話を各地で伝えたのではないかと推定している。
 写真は、長勝院の旗桜を見つめる河童のさくら子。しかしながら、私には、これが狸のチョッピラリンにも見えて仕方がないので、勝手にそのように信ずることとしたい。
別窓 | 伊勢物語 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<開催予告 余明先生・古琴レクチャーコンサート 11月14日、国立市立 いずみホール  | 物語学の森 Blog版 | 神山健吉著『埼玉の伝説を歩く―志木・朝霞・新座・和光編』>>
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 物語学の森 Blog版 |