物語学の森 Blog版 池田亀鑑の実業之日本社入社は大正13年4月。
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池田亀鑑の実業之日本社入社は大正13年4月。
2018-09-19 Wed 06:20
  度々引用する長野嘗一「小説家・池田亀鑑 2」「学苑」昭和33年6月では、池田亀鑑の実業之日本社入社時期を、一高講師就任(昭和2年4月)とほぼ時を同じくしてとあるが、実際には、大正13年4月であることが、以下の義兄の岩下小葉判の文章から判明した。

 昭和二年四月から一年間、亀鑑は第一高等学校の講師を嘱託された。ほぼ時を同じうして正式に実業の日本社員となり、「婦人世界」の編集を委託された。  長野嘗一「小説家・池田亀鑑 2」「学苑」昭和33年6月

 御挨拶                           岩下小葉
 
 鹿爪らしい御挨拶は抜きにいたします。
 皆様と圓く環をつくつて座談をしてゐるつもりでお話いたしませう。
 扨て本號から、急に小倉君に代つて私が本誌を編輯することになりました。
入社以来といつて好いか、學校卒業以来と申して好いか、私は殆ど十五年の間、ずつと子供の雑誌――主として少女の友の編輯にのみ、たづさはつてまゐりましので、急に皆様のやうな大人の前に出ると、顔が真つ赤になつて、どぎまぎしてしまひます。

 尚、この機会に本誌の編輯長として、新たに入社された池田芙蓉君を御紹介申し上げておきます。池田君は東京高師を出て一年の間女子学習院に教鞭を取られ、尚帝大文學部において、文學哲學に研鑽をつまれた方です。年歯未だ而立に達せざる新進気鋭の士、今後の本誌は、同君の力によって、必ずや光彩陸離たるものになると存じます。どうかお喜び下さい。

婦人世界 第19巻6号 大正13年6月 (発行は5月1日)


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