物語学の森 Blog版 佐渡の北見本『源氏物語』写本
佐渡の北見本『源氏物語』写本
2017-10-05 Thu 06:07


 佐渡の坂口昭一先生に、当地の『源氏物語』の伝来について新たにお尋ねしたところ、佐渡市金井平泉の北見家に伝わる江戸初期の書写にかかる『源氏物語』写本の校合データも併せてお送りいただく。箱入で肖柏本系の一本。市立米沢図書館にも同種の54帖がある由。よって佐渡には3セットの『源氏物語』写本があることになる。

 もうひとつ、先日紹介したお寺に存在したという『源氏物語』の件をお尋ねしたところ、坂口先生が松栄家本の売却もととして当寺に『源氏物語大成』関連資料を添えて照会したところ、返信はなく、前住職周辺から「大島本は当寺から出たもの」と吹聴している話が風聞として先生に伝わってきたという経緯。このことは、佐渡市世界遺産推進室から坂口先生を御紹介していただいた際、先生から、「こういう話もあった」とお聞きし、今で云う「フェイクニュース」のひとつとして記憶に留めてはいた話。

 研究者たるもの、ウラをとらずに、安易に書き遺すものではないと、肝に銘じた次第。田中亮一、とみ夫妻についてはさらにお調べ頂けるとのこと。
 これらの詳細は、豊島秀範先生の『源氏物語』本文科研の最終報告書に掲載予定。
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