物語学の森 Blog版 弥生上巳、今年新暦3月7日
弥生上巳、今年新暦3月7日
2017-03-04 Sat 07:55


 昨年も雛について『枕草子』「うつくしきもの」を記しました。写真は暮れに國學院で頂いた「人形-ひとがた」。
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 平安時代、上巳(節句)の日には、川に禊のための人形(ひとがた)流しをするようになった。古代中国文献に人形(ひとがた)を流す話は見当たらず、これは我が国固有の文化とも言えるもの。つまり、雛はへ、雛形の意で、現代の雛人形、雛壇飾りは江戸時代に始まる。
 この雛流しは、本来、写真のように紙を切り抜いただけの人形(ひとがた)が、だんだん、綺麗な紙人形となり、のち、流さずに飾っておく人形となった。このように本来は、本人に変わって厄を引き受ける身代わりの人形、それが雛人形。身代わりの人形(ひとがた)に託して、長命で豊かな日々がこの一年(そして生涯)送れますように、という親の願いを込めたもの、それが豪華絢爛な雛飾り本来の姿である。

 諏訪市博物館の「清昌院の雛人形」は今年も展示しているようです。駒ヶ根出張があるので途次都合をつけて展観予定。清昌院は松平定信の娘・烈姫。高島藩8代藩主諏訪忠恕に嫁いだ際の輿入れ道具と伝わるもののひとつ。この中には古典籍や『竹取物語絵巻』もあります。
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