物語学の森 Blog版 お隣の国のミソジニー
お隣の国のミソジニー
2016-11-05 Sat 08:16
 お隣の国の大統領を影で操るいかがわしいシャーマンの存在がクローズアップされ始めました。まさに「事実は小説より奇なり」。この国の大統領経験者はことごとく晩節が哀れ。どの大統領も逮捕投獄されたり、自殺した方もありました。今回は特に両親が暗殺された悲劇の女性の物語でもあり、先のナッツ姫同様、いざとなるとマスコミ報道の異常なミソジニーが見え隠れするように思います。実際、父は、創氏改名で高木文雄、岡本実を名乗って陸軍士官学校に留学経験もありながら、日本帝国主義打倒に若き日の情熱を傾けた人。歴史に残る強権政治で夫妻ともに暗殺されながら、「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を成し遂げ、未だ歴史的評価は功罪相半ばするところ。娘は、両親をともに凶弾で失うという誰も経験したことのない悲劇の二十代を過ごし、心のよりどころを求めたことも判らないではないが、重要な決定が素人の気まぐれで決まっていたとなると、大統領としては、やはり「資質に問題あり」と言うことになるでしょう。

 でも選挙で選んだのだから、選民の問題でもある。このことは日本も同じ。「なんであんな人が当選できたんだろう」ということ、いまだにあります。これは仕事でもよくあることで、現場で決めた手順や方針が簡単にひっくり返されて検討し直し。そして、どう考えてもその原理は思いつきでしかない。こういう人となると再任を恐れて意見が出来る人間などひとりもおらず、部下はただただ命令に従い、任期満了を黙ってひたすら待つ、というのは何処も同じ。解任されたら「ざまあみろ」と心の内でささやいているもよう(苦笑)。
 谷崎潤一郎の『刺青』に出てくる、夏の帝王・桀の妃の末喜はまさにミソジニーの物語の典型ですが、歴史に学ぶと色々なことが見えてきます。
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