物語学の森 Blog版 大河ドラマの調度品としての『源氏の物語』
大河ドラマの調度品としての『源氏の物語』
2016-08-29 Mon 06:24
襖絵女楽
宇治十帖

 『真田丸』第34話、北政所・寧々の襖絵は『源氏物語』。きり(長澤まさみ)の左頭上に琴が見えるので、「女楽」の襖絵のもよう。右は光源氏、簾越しに夕霧と子息か。構図的には、源氏物語図色紙貼交屏風(若菜) 斎宮歴史博物館蔵に近いようです。フォトギャラリーを拡大すると、寧々ときりを隔てる襖の絵は、石山寺の紫式部にも見えました。

 箱の中の巻子本は、豊臣秀次が寧々のために揃えた宇治十帖(第27話)。きりが秀次の娘・たかから物語を預かるところ。巻の尺によって太さが違うはずだが…と思ったけれども、これは無粋で意地悪な見方。

 ちなみに、東海大学本「浮舟」巻巻末別註に見える木下宗連は寧々の血を引くと伝えられています(wikki・木下宗連)。豊臣文化の『源氏物語』、傳秀吉筆の『源氏物語のおこり』の存在もあり、面白そうです。

 ※手許にある東海大学本影印は「宋連」とも読める。
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