物語学の森 Blog版 忙中閑の徒然随想
忙中閑の徒然随想
2016-03-09 Wed 08:46
 再びの信州遠征を前に忙中閑の一日。ただし、先輩研究者御下命の文献目次を揃えたり、自身の刊行物の企画案を読み返して、次回送りにした腹案を思い出したりの作業は断続的に続けています。

 最近の気になるニュース。創業者家の同族経営の学校法人で、不適正支出問題がニュースとなりました。昨年も“埼玉のナッツ姫“が話題となったことは記憶に新しいところ(多摩にも、元祖ナッツ姫がいましたが-苦笑)。こちらは問題が明るみに出たあと、第三者委員会の調査によって、当初より金額も大きく膨らみ、ご本人の言動まで問題視されました。前者は創業者一族追放、後者は理事長はともあれ現職に留まり、理事会機能は強化されて、常務理事の母、学園長の娘は更迭。以前なら第三者委員会など設置されないので、明るみにはならなかったことです。
 7年ほど前には、自動車学校から立ち上げて、幼稚園から大学院大学まで擁する総合学園の理事長の公私混同が話題となりました。こちらは理事長職には留まったものの、補助金は不交付、不幸なことに理事長本人の急逝( 享年80)のあと、後継の息子も二年後に45歳で急逝、同族経営は途絶えました。
 いずれも、補助金で運営される教育の現場に似つかわしくない、不正支出にパワハラときて、当局も指導せざるを得ない状況となった模様。パワハラも問題ですが、これだけでは当局の腰も重いけれども、お金は税金で賄われているので問題化すると対応がマニュアル化されているようで、迅速に進みます。

 私学の場合は、歴史の浅いところほど、ガバナンスが確立していない、いわゆるブラック大学。前記の法人の学園沿革を見ると創業者一族を追い出したのも関わらず、自校教育では創業者の教育理念を持ち上げたりする、背中がむずむずするような事案もあります。創設者はパワハラでお金に汚かった、と自校の沿革に記してあれば大したものですが、こうしたことは見たことはありません。このような矛盾こそ教育の現場には似つかわしくない欺瞞のようにに思われますが、いかがなりや。

  
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