物語学の森 Blog版 名誉主筆・青山桜州
名誉主筆・青山桜州
2015-07-09 Thu 23:15



「日本少年」 実業之日本社、昭和4年2月号。池田亀鑑(当時35歳)は、青山桜州として名誉主筆を1月から務めていたようです。巻頭言「二月十一日」を、当時の総理大臣・田中義一ともに飾り、さらに「編輯総出 紅白大討論会・神若し吾にいま一つの目玉を与えなば何処に安置すべきか」の議長を務め、義兄・岩下小葉も意見を述べています。池田亀鑑の小説は三編。

村岡筑水・冒険小説・血に飢えた狼の目
青山桜州・武侠小説・青葉の夕霧城
池田芙蓉・冒険武侠小説・馬賊の唄・後篇

 『血に飢えた狼の目』はロシアに渡って気象学の研究を行う北海道帝国大学の北島教授とその子たちが、狼に襲われながらも、かの地で暮らす読み切りの短編。『青葉の夕霧城』は尼子時久と家臣・和泉之介宗高の子・宗春と娘・浅香姫が毛利軍と戦いながら運命に翻弄される戦国時代長編小説。『馬賊の唄』は後篇再開の予告編で、高畠華宵と共作とすることとなった経緯や前篇のあらすじを書いて、書き下ろしの挿し絵も物語の予告となっています。他にもアレクサンドルデュマ『厳窟王』、エクトルマロー『家なき児』のような翻訳物もあります。
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