物語学の森 Blog版 杉孫七郎の手鑑『多々良の麻佐古』
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このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。
杉孫七郎の手鑑『多々良の麻佐古』
  『山口県立山口博物館研究報告』40号、2014年3月に伊原慎太郎・佐藤嘉孝両氏の労作「杉家寄贈資料について」を読むことが出来ます。このうち、明治27年(1894)に杉自身が作成した手鑑『多々良の麻佐古』(資料0009)は、多々良氏の末裔・大内氏の南北朝から戦国時代の典籍、書簡等を貼りつけたもの。これは明治26年(1893)2月9日、毛利家文書の手鑑三種から、杉が大内氏関係の詠草、書簡を剥ぎ取ったものであることが分かっています。当時、杉は、子爵、宮内大輔兼内蔵頭皇太后大夫だったので、かつての主家の古典籍も管理は杉の意向が絶対となっていたのでしょう。毛利家は文書目録がしっかりしていることは以前から分かっていましたが、やはりじっくり調査する必要があるようです。さっそく調査を申し込んだものの、山口博物館、長府博物館ともにリニューアル中で閲覧室が使えないとのこと。熟覧したいので、来年秋を期すこととなりました。
2015-06-25 Thu 06:07
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