物語学の森 Blog版 消えゆく言葉
消えゆく言葉
2015-05-15 Fri 06:47
 学生のレポート、小論文を大量に添削する時期になりました。使用語彙に変遷があることを「実感」します。…ところで、この「実感」も誤用かも知れぬ。

 ○ 私の両親はともに医師をしていた。

 まだ引退なさるお年ではないだろうし、定年のない方もある仕事。返却時に確かめてみると、もちろん「現役」。「~た」は「~している」のつもりであったらしい。よく見直してみると現在時制で書くべきところをすべて「~た」で統一していました。他の人の文章には「母はとても元気だった」とあって、御壮健な親を、文面上とは言いながら、病気にしたり、殺してしまっている人もあり。これも消え行く言葉の典型。

○ 素晴らしいと感じた。

 身体にまつわる知覚動詞を、頭での思考に含めたり、置き換えてごっちゃにするのはここ五年くらいか。この誤用はほぼ若者に浸透しつつある。身体で「感じる」のと頭で「考える」ことは混同してはならないと「思う」。
 
 ともあれ、メモしておきます。夜アルコールを摂取すると、添削が終わりません。
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