物語学の森 Blog版 武蔵野各地の名の由来
武蔵野各地の名の由来
2015-02-27 Fri 06:58
 公開講座のための準備。比企郡滑川町にある東上線の駅名「つきのわ」は、もともとは京都の地名で、ここは清少納言隠棲の地。武蔵野の場合も、月輪殿・九条兼実の荘園があった由ですが、これは日曜日に専門家にお話が伺えそうです。

 新座市の古刹・平林寺のあたり、野火止は、業平伝説に由来することも、必ず触れねばならない話。

 むかし、をとこありけり。ひとのむすめをぬすみて、武蔵野へ率て行くほどに、ぬす人なりければ、国の守にからめられにけり。女をば草むらのなかにおきて、逃げにけり。道来る人、「この野はぬす人あなり」とて、火つけむとす。女、わびて、
 武蔵野は けふはな焼きそ 若草の つまもこもれり 我もこもれり
とよみけるをきゝて、女をばとりて、ともに率ていにけり。              定家本『伊勢物語』12段

 それに三芳野と「昔男」の話

  昔、男武蔵の国までまどひありきけり。さて、その国に在る女をよばひけり。 父はこと人にあわせむといひけるを、母なむあてなる人に心つけたりける。 父はなほ人にて、母なむ藤原なりける。さてなむあてなる人にと思ひける。 このむこがねによみておこせたりける。住む所なむ入間の郡みよし野の里なりける。
  みよし野の たのむの雁も ひたぶるに 君が方にぞ よると鳴くなる
むこがね返し、
  わが方によると鳴くなるみよし野のたのむの雁をいつか忘れむ
となむ。
 人の国にても、猶かかることなむやまざりける。           定家本『伊勢物語』十段


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