物語学の森 Blog版 議論好き、熱情の人
議論好き、熱情の人
2015-01-22 Thu 09:45
  故人の思い出を綴った文章が続々届いています。みなさん筆を揃えて、「議論好き」「過剰な頑張り」を書いておられるのは、誰から見てもそのように映っていたと言うことに他なりません。ボクは仮想敵、論敵のいらした学会は一度もご一緒せず、研究会だけでしたし、実質ワンマンの会でしたから、時に諭すように、メンバーのプライドをくじかぬように配慮していたように思います。だから、他の学会や研究会での武勇伝は話に聞くだけでしたが、その勇姿?は容易に想像できました。時に「またやっちまったのかい?」と冷やかしたことも一度のみではありません。

 とりわけ、あの膨大な註釈。五千枚近くあるのではないかと思いますが、発表資料がもととは言え、すべて書き換えていたので、「編」ではなく「著」がふさわしく、メンバーの項目執筆もほぼ推敲を加えていたのだから、そのエネルギーは、それだけでも研究者一生分の仕事量に相当するものでした。平均寿命を生きていたらどこまで仕事をしたのだろう…と考えてみるだけでも、かえすがえすも残念。このちいさな本も、ひとつの供養だと思って編集作業を丁寧に続けています。
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