物語学の森 Blog版 「文君といひけむ昔ノ人もト有本ヲ不レ用レ之候御意也」の「御意」
「文君といひけむ昔ノ人もト有本ヲ不レ用レ之候御意也」の「御意」
2014-12-03 Wed 06:48
 論文はほぼ書き終わりました。現在、熟成中。最後の最後に、「紅葉賀」巻の、源典侍登場のくだりの本文異同とその書入註記について、手間取りました。

 大島本『源氏物語』「29丁オモテ」には

   つきなき・がくしうにありけむむかしの
白氏文集夜聞歌者宿顎州云 文君といひけむ昔ノ人もト有本ヲ不用之候御意也習侍り 山
 人も・かくやおかしかりけむと・みゝどま

とあります。この「御意」とは誰の?と言うことで、他の巻の注記を調べてみると、

  「葵」「蛍」に「大殿」、「賢木」に「前関白殿」、「花宴」「乙女」に「師説」等

と見えていました。「御意」は、この人物の解釈と言うことになります。すでに上記のことは解明されていることですが、注記の個々については自分で確かめなくては論文になりません。多くの収穫を得ました。


 
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