物語学の森 Blog版 室伏信助著『王朝日記物語論叢』、工藤重矩著『平安朝文学と儒教の文学観: 源氏物語を読む意義を求めて』
室伏信助著『王朝日記物語論叢』、工藤重矩著『平安朝文学と儒教の文学観: 源氏物語を読む意義を求めて』
2014-10-18 Sat 06:16

王朝日記物語論叢王朝日記物語論叢
(2014/10/20)
室伏 信助

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 渇望の大著拝領。巻末に「著作目録」が付され、前著と本書に収められた論文が総覧できる構成。その中心部を占める『源氏物語』の本文に関する論文は何度読み返したことか。ボクの名前も幾度か否定的な見解の文脈として登場します。先生のメッセージは、本文研究や、私どもの先輩友人研究者による源氏研究にせよ、いずれも「文化史」研究であって、「文学」研究とはなっていない、と言う批判にあります。
 物語(日記テクストを含む)本文を「読むこと」「読み派」に関するこだわりは、関根さんの『源氏物語論』にも阿部さんの「読み派」宣言への言及によって、通底するところがあります。直近の「「ついたちごろのゆふつくよ」の詩学」はその実践編のつもりですが、どのように評価していただけるでしょうか。
 物語、日記研究者、必読の一冊。


平安朝文学と儒教の文学観: 源氏物語を読む意義を求めて平安朝文学と儒教の文学観: 源氏物語を読む意義を求めて
(2014/10/20)
工藤 重矩

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 京都のバスの車中で親しく声を掛けて頂いた、工藤先生の新著。ボクの母校は漢学振興が創設の基盤の大学ですから、『論語』は、一年の内から必修科目。教科書は、註記も漢文の、明治書院の『論語集註』でした。宣長の「もののあはれ」観についての批判も収められ、工藤流「国学」論となっています。ありがとうございました。


論語集註―補註論語集註―補註
(2004/05)
簡野 道明

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