物語学の森 Blog版 「国語と国文学」 特集・源氏物語研究の展望、2014年 11月号
「国語と国文学」 特集・源氏物語研究の展望、2014年 11月号
2014-10-14 Tue 06:16

国語と国文学 2014年 11月号 [雑誌]国語と国文学 2014年 11月号 [雑誌]
(2014/10/11)
晋遊舎

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 以前も紹介しましたが、学会と前後して届いていました。みなさん、直球勝負の力作ばかり。また「編集後記」に

「源氏研究は、ともすると研究グループ、地域、学閥等によって、研究傾向の隔たりが大きく、立場を異にする間での対話がなりたちにくい。また国文学系の専門誌が相次いで廃刊となった現在、多様な研究が一同に会する機会も減り、大局的に研究の現状を俯瞰する機会はますます得難くなった。そうした現状を踏まえて、今回はなるべく多様な研究基盤を持つ方々に御執筆を依頼した。寄せられた玉稿を眺めるに、それぞれの書き手の独自のスタイルが個々に確立されていることが痛感される…」

 とあります。確かにボクの論文は、母校で培った文献学がベースですが、この1月の物語研究会例会報告でした。方法論の異なる立場の対話は成り立つのか。『源氏』学の将来はいかに。 ぜひ高架をお願いします。
通巻1092号(第91巻第11号)

○王朝物語における「うつくし」「うつくしげ」(星山 健)
○『源氏物語』の言葉と時空――「ものあはれなり」をめぐって――(陣野英則)
○卑下の叙法(田村 隆)
○桐壺院追善の法華八講(浅尾広良)
○海宮遊行神話と明石物語(松岡智之)
○六条院の春――「胡蝶」巻の蓬莱と浄土――(袴田光康)
○女三の宮母「藤壺女御」という存在(辻 和良)
○朧月夜の退場――「若菜下」巻における「作物所」をめぐって――(竹内正彦)
○『源氏物語』の冗長性――範例としての竹河巻研究――(安藤 徹)
○薫の恋のかたち
――総角巻「山里のあはれ知らるる」の歌を中心に――(鈴木宏子)
○源氏物語における系図の変容――桐壺院の皇子達と朱雀朝の後宮――(高木和子)
○本文研究の可能性――定家本源氏物語の場合――(加藤洋介)
○「ついたちごろのゆふづくよ」の詩学
――桃園文庫本「浮舟」巻別註と木下宗連書入本――(上原作和)
○漢字による和語の注の空間と『河海抄』(吉森佳奈子)


拙文補訂1(126頁)
 わたくしも同日の月の入の時刻前後、さいたま市荒川運動公園で月の入りの目視を試みたが、日没(埼玉十八時五十分)とほぼ同方位に沈む月は確認できなかった(○埼玉十九時八分←×埼玉十七時八分)。
拙文補訂2 (157頁)
 本年は閏九月があるため、グレゴリオ暦、ユリウス暦の混用により、時間にずれが出ました。論旨には影響しません。星山さん、ありがとうございました。

九月尽・旧暦九月三十日 月齢 二八、九 新暦二〇一四年十月二十三日 
  ○京都 月の出 五時十五分 月の入り 十六時五十分
    × 京都 月の出 六時九分 月の入り 十七時十三分
旧暦閏九月四日(×十月四日) 月齢 三、二 新暦二〇一四年十月二十七日
  ○京都 月の出 九時十九分  月の入り 十九時四三分 
    ×京都 月の出 六時十二分  月の入り 十七時九分 
旧暦十月十五日 月齢 十三、六(満月)新暦二〇一四年十二月六日
  ○京都 月の出 十六時四九分  月の入り 六時七分 
     ×京都 月の出 十六時一分  月の入り 五時七分
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