物語学の森 Blog版

このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。

漢字で書く

 法科大学院適性試験問題+漢字の月例テスト。「じっこん」「おえつ」「しんし」「あつれき」「しゅんせつ」…。
「「おえつ」のところを「嘔吐」と書いている人がいたので、「君、読み間違えてないか、「おえつ」だよ」。

「これしか書けません」。

エレベーターで乗り合わせた先生に「「おえつ」を「嘔吐」って書いてましたよ」とお話しすると「それが書けるだけでもエラいよ」とのこと。

 さあ、これをごらんの皆さんも書いてみましょう。半分以下の人はもれなく「調布市武者小路実篤記念館」(入館料200円)見学レポートのご褒美付きです。
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磯田道史著『殿様の通信簿』

殿様の通信簿 (新潮文庫)殿様の通信簿 (新潮文庫)
(2008/09/30)
磯田 道史

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 史料『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』 をもとに、著名な殿様の実像を平易に解き明かしたもの。なかなか読ませてくれる本でした。
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新緑の黒目川


 桜の葉も眩しい、初夏を思わせる風が吹いています。自宅に戻ると汗ばんでいました。坂道はギシギシ、自転車もメンテナンスしないといけません。
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仏教傳來と『善光寺縁起』

 我が国の仏教傳來史を法隆寺の釈迦三尊と善光寺の阿弥陀三尊の傳來とからめて話したところ、素朴な疑問がたくさん寄せられました。次回に備えて改めて予習中。やはり、仏教史は難しい。
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上野誠著『万葉びとの宴』、『訳註 日本古代の外交文書』

万葉びとの宴 (講談社現代新書)万葉びとの宴 (講談社現代新書)
(2014/04/18)
上野 誠

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訳註 日本古代の外交文書

 上野先生、後者は執筆者の村上史郎さんから拝受。後者は、今、まさにこちらも史料収集中のタイムリーな恵与となりました。厚く御礼申し上げます。
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白絣に兵児帯 朝日新聞『心』より。

 朝日新聞で『心』を再読。論文は結構読みましたが、小説そのものは、高校時代と、二十代、高校で国語を教えていた頃に教材として文庫本を速読した程度、このスピードはありがたい。

 海岸の先生のファッションの「白絣」「兵児帯」、注記がついていたけれども、イメージ不能。タブレットで画像を拾えばあっという間に「白絣」「兵児帯」も出てきました。パワーポイントは、このような画像集でよいのかもしれません(著作権のことはありますが、教材として)。『ファッションで読む『心』』、編集者の方、いかがかな。
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『佐渡郷土文化』の山田清市先生から学ぶこと。

 佐渡の文化史、特に古典籍について調べ直しています。中で、郷土史の専門家の皆さんの『佐渡郷土文化』はpdf化されていてとてもありがたい。特に115号には、坂口先生の『松栄家本源氏物語』十巻完結について、山本修已氏が祝意の報告文をものしておられます。山本家は父君・修之助氏も『佐渡叢書』16巻など、佐渡郷土史研究には欠かせないおひとり。文中に、昭和34年7月28日、山田清市先生が、『源氏物語』の古写本を探して山本家を来訪したことが記されてあって、その精進にはただただ敬服したことでした。今のようにネットから当たりをつけることも出来ない時代、山本家を訪ねると言う情報の確かさ、勘の良さ、これがないと善本を見つけ出すことは出来ないと言うことでしょうか。
 ※『佐渡叢書』十二巻「佐渡人物志」は『光源氏物語傳來史』執筆の過程で大変参考になりました(碑文の訓読は徳田武先生)。



王朝文学論叢王朝文学論叢
(2003/01)
山田 清市

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生涯稽古の研究会

 日大文理学部で物語研究会例会。二つ目の『鯨珠記』の報告の司会を務めました。「稽古」の文飾が施されたテキストも、まだまだ知らないことばかり。日記の抄出の体裁を取りながら、実際には派生した創作、日宋貿易史も絡んでなかなかおもしろいテキスト。論文化が楽しみです。

 事務局も大幅に若返り、これもよいことだけれども、中堅世代が欠席がち、もしくは休会状態で円滑な運営を阻害していると言う指摘も頭の痛い問題。生き残りをかけた世代でもあり、バックアップ体制も模索しなければなりません。僕等のことを「年寄り」扱いした若い人にも一矢報いたいところ。
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『『琴操』-本文・訓読・語釈』

 正道寺さんをキャップとする科学研究費補助金による成果『『琴操』-本文・訓読・語釈』を拝受。訓読には東京芸大所蔵の刊本の訓点を参考になさったとのこと。ありがとうございました。『うつほ物語』『源氏物語』にみられる琴曲「王昭君」「広陵散」の曲想については、ここに記される物語が念頭にあります。ボクの琴学史研究の原点。研究当初はやはり母校にある『平津館叢書』の刊本をテキストにしました。

 なお、諸本の本文異同については、すでに、90年代初頭に信頼に足る校本があります。

 『琴操』上海音楽出版社、1990年
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兵藤裕已校注『太平記』第一巻

太平記(一) (岩波文庫)

 底本を京都龍安寺蔵西源院本として全六巻にも及ぶ大きなお仕事。巻末解説も充実。完結まで一巻ずつ精読させていただきます。ありがとうございました。
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