物語学の森 Blog版

このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。

国文学研究資料館編『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』

古典籍研究ガイダンス: 王朝文学をよむために古典籍研究ガイダンス: 王朝文学をよむために
(2012/06/06)
人間文化研究機構 国文学研究資料館

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 執筆者のお一人、西本さんから拝受。『とりかへばや』等後期物語伝本に関する知見がコンパクトにまとめられています。本格的に研究する人のために必備の書。ありがとうございました。

 
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弟の父に関する文章です。
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小森潔著『枕草子 発信する力』

 小森潔さんの近著『枕草子 発信する力』翰林書房

 を頂戴しました。ありがとうございます。学会二日目も科研で御世話になる神田さんのデビューと言うことで、やや早めに着席。トリの編集長の発表は感銘を覚えるほどの緊張感、緊密感がありました。質問もマスターの一年生から始まり、阿部テクスト論をユーモアを交えて披露され、場も和みました。

 その間、版元さん、なかなかお会いできないみなさんとも親しく歓談。父のお悔やみのことばもたくさん頂戴しました。とりわけ、久保さんから供養の和菓子まで頂きました。墓前に供えて報告いたします。

 秋は大阪大谷。またの再会を期します。
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学会

 多摩モノレール、京王線の本八幡行き急行を神保町で乗り換えて、白山東洋大学へ。ここは40周年の2006年以来、今度は大学創立125周年の年に開催したと云うことで、阿仏尼本は、「丸善」の展観に出品されるとのこと。また東海大学でも桃園文庫展を開催しているとのお話を伺いました。

 懇親会で、阿仏尼研究の報告者さんに声を掛けたところ、たいぶボクの研究もリサーチして下さっていたとのことで、まことに有り難し。

先日見つけた文献も公刊してもらえそうな雰囲気、じっくり良い本にしたいものです。

 懇親会後の二次会、やたら機嫌の悪い人がいて叱られっぱなしの感があるけれど、あのまま出したらリバウンドは計り知れない。やはり、金を掛けても作り直した方がベターだと思っています。
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戻ってきた日常。

 いつもの毎日が始まりました。たまった仕事を処理して帰宅は9時。二週続けて学会だからしばらく休みがありません。
 それにしても…。今年は新刊が少ない様な気がします。いつもなら嵐のように献本が届き、会場でお礼を申し忘れぬよう、メモしておく位なのに。こんなこともあるのですね。
 とうほうは私家版『浜松中納言物語 巻一 注釈』をお届けできました。また、始まります。
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守田




父が手帳に「守田」 と記していた我が家の水田。自身の名前に由来するのでしょう。後ろ二つは購入して以後始めて訪れました。そのひとつ、休耕田は水捌けが悪く、「浅間山と八ヶ岳が眺められるから、息子が家を建てればいい」と父が話していたことを母から聞かされました。田んぼの管理を葬儀委員長を務めてくれたいとこにお願いして自宅に戻ります。
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父を送る


午前中、田植えの準備をしていた父が卒然と急逝しました。心の準備を本腰ではしていませんでした。父の手帳も当日の気温とスケジュールが書き込まれていました。週末、父を送ります。合掌。
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東京物語

東京物語 [DVD]東京物語 [DVD]
(2011/02/26)
笠智衆、東山千栄子 他

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 デジタルリマスター版を見逃していた『東京物語』(1953)。
笠智衆(1904-1993)と原節子(1920-)による小津映画の代表作であることは誰でも知っていることですが、娘役の杉村春子(1906-1997)も含めて、原作の年齢設定との齟齬が大きいことを知りました。72歳の周吉役を笠智衆はなんと49歳で演じており、娘・志げ役の杉村春子とは実年齢が二歳しか違わないと言うわけです。
 ただし、あの間合い、空気感はそれを帳消しにする名演。母の死去まもなく帰京する志げが母親の形見をねだるシーンなど、我が家でも実際にあったようななかったような。祖父が亡くなり、葬儀を終えて、孫たちが次次に帰って行くのを祖母が見送っていた光景の記憶とラストシーンが重なります。
 
 高齢化社会と云う現代を60年前に先取りしていた映画と云うことになるのでしょうか。
 そう云えば、田中眞澄先生との最後の会話は原節子の消息でした。そんなことまで田中先生はご存じでした。
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学会シーズン突入。

 水曜日に編集委員会。土曜日はもうひとつの学会委員会。来月頭まですべて週末は学会があります。この委員会に資料調査も兼ねて遠方から出席の委員もありましたが、水曜日の編集委員を兼務している委員四名、渋谷の短大で毎週ご一緒の委員も四名。機関誌来月号には『光源氏物語傳來史』の書評を載せて頂けるようです。執筆者は編集委員相方の先生。かくして、ボクの周囲には研究にも会務にも熱心なみなさんが多いと云うことでしょうか。何しろ関東圏に研究者の7割が集中しているというのだから、これも致し方ないことではあるでしょう。しかも地方の大学ほど、大学教員の研究環境が悪化していて、学会委員会どころではないという現実的な側面もあるでしょう。
 いずこの学会も懸案事項はあるけれど、今回の委員会はまさに緊急事態、喫緊の課題が約30年も伏流していたようで、実は極めて個人的な献身で学界最大規模の会務が行われていたことを知りました。
 いずれにせよ、誰かが泥を被らないと組織は動かないものではあるけれど、それはプログでも書き残せない事柄が多いもの。時に、右と云えば左、と言うような発言をする人もいたりして、なかなかすんなりと運ばないのが常です。

 時代別、分野別、時代横断型といくつかの学会に入っていますが、何年も足が遠ざかっているところもあります。十年ほど前に歌関係学会はすっぱり辞め、おもしろそうなときだけ聴講にしました。どちらかと言えば、首都圏主導型の会に足が向き、関西主導型の会に興味が湧かないと言う志向性があるように思います。最近、拝読した本にはボクの志向性とまったく対極にある考えのもと、研究拠点が形成されていたことを知りました。ただし、こういう時代、セクト主義は学界を先細らせるだけ。と言うより、自分の陣地優位主義を唱えるのは、情勢不利と思っているから口にするだけなのであって、結局、好き嫌いにへりくつ付けているだけ、と思っているのですが、いかがなものなのでしょうか。水曜日、土曜日と二次会でお聞きしたお話を聞いていると、まずは研究者自身の相対化、リテラシーが喫緊の課題であると実感しました。
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私家版のゲラ刷り



連休明けですべての仕事が再開されました。時間を作って、私家版のゲラの確認。十七年来の成果がまとまります。夕方、講義を終えて早稲田で最後の編集員会。次号も充実した紙面となりました。

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