物語学の森 Blog版 2010年10月
物語学の森 Blog版
このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。
畑恵里子著『王朝継子物語と力』
王朝継子物語と力―落窪物語からの視座― (新典社研究叢書212)王朝継子物語と力―落窪物語からの視座― (新典社研究叢書212)
(2010/11/10)
畑 恵里子

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 名古屋大学で学位をボクと同じ2007年に取得した畑恵里子さんの第一論文集。カバーも白地に紫の帯と言う『學藝史』スタイル。落窪一筋に書き進め、ウィングを拡げようという時期の一冊としてはタイミングも絶好の機会だと思います。必ず、若い人の著書を時期尚早だと批判する研究者がいますが、こういう方に限って、「タイミング」の洞察が得意とは思えない気がします。査読論文を揃え、誰しも一目置く研究者の誕生です。

2010-10-31 Sun 09:09
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内野信子著『蜻蛉日記表現論』、緑川真知子著『『源氏物語』英訳についての研究』
蜻蛉日記の表現論蜻蛉日記の表現論
(2010/10/25)
内野 信子

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『源氏物語』英訳についての研究―翻訳された『源氏物語』の捉え方についての細密なる検証『源氏物語』英訳についての研究―翻訳された『源氏物語』の捉え方についての細密なる検証
(2010/10)
緑川 真知子

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 相次いで、渾身の大著拝領。それぞれ国文学とは縁遠い分野から参戦されて、大著をものしたところに共通点もあります。女性研究者の精進によって、時代は切り開かれてゆくのでしょう。

2010-10-30 Sat 06:19
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地デジ顛末記。
春先の突風で四月に書斎の地デジ化をしました。居宅のほうはケーブル契約で、一台のみの契約でとりあえず地上波は残りの二台も見られていますが、やっかいなのは浴室のもの。ネットで調べてみると、総額5万円なり。ともあれ、型番を調べて、業界大手 N社のコールセンターに電話してみました。人員が少ないらしく、五回目でようやく繋がる。ケーブルだと、デジタルを変換してアナログで流すので、見られなくなるのは、さらに三年後だから契約会社に連絡してからにしてくれ、とのこと。確かめてみると、アナウンスの通りで、パソコンの前で書類を作成しながら小一時間。何事も粘り強く、が教訓のようです。
2010-10-29 Fri 09:20
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ジャーナリズムを学ぶ。
 ジャーナリズムはこのブログから学びましょう。ツイッターを見るとたくさんの政治家もフォローしています。この五月、二松学舎前で案内の看板を持つボクを見つけ、声を掛けて下さいました。同級生も多士済々ですね。若いとき、長野支局にいらしたとのことで、先生もボクの顔を見ると息子さんの話になりました。懐かしい思い出です。 
 
 
2010-10-27 Wed 06:52
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ハルフウェイ
 日曜日には、来年度入学するたくさんの現役高校生にお会いしました。アシスタントの先輩達がとても大人に見えました。まだ道の途中、明るい未来が待ち受けていますように。

 ※ ハルフウェイ の意味は映画をご覧下さい。


ハルフウェイ [DVD]ハルフウェイ [DVD]
(2009/08/28)
北乃きい岡田将生

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2010-10-26 Tue 08:10
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秋桜の昭和記念公園



 秋の気配が徐々に深まってきたことを実感しました。日没もあっと言う間の夕暮れです。
2010-10-24 Sun 05:16
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『學藝史』が入試問題に。
 雨。帰宅すると、九州の国立大学の先生から、「『光源氏物語學藝史』を大学院の入試問題にしたから、了解せられたい」旨の封書を頂戴しました。たいへん光栄なことであり、かつ、拙著を丁寧にお読み下さっていることに恐縮しました。出題箇所は、『源氏物語』「藤袴」巻の「蘭」に、白居易の「聴幽蘭」の引用を論じた箇所で、『白居易研究年報』が初出の論文でした。ところが、発表から十年近く閲しており、自分で解いてみても、正解であるのかどうか、自信がないのです…(苦笑)。
 
 これを解いて下さった作問担当の先生と受験生に感謝します。

光源氏物語學藝史―右書左琴の思想光源氏物語學藝史―右書左琴の思想
(2006/05)
上原 作和

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2010-10-22 Fri 08:11
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台湾土産


 授業終了後、台湾に行ってきたという男子学生から頂戴しました。クラスみんなに回るように買ってきたようで、ひとつご相伴にあずかりました。頗る美味でありました。

2010-10-19 Tue 06:00
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夢と物の怪の源氏物語&易経
 早くから頂いている御本と新着一冊紹介しておきます。
 まずは、「『源氏物語』をいま読み解く」シリーズの第三弾!

   夢と物の怪の源氏物語

さらに、角川ビギナーズの「中国の古典」編、

易経  ビギナーズ・クラシックス 中国の古典易経 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
(2010/10/23)
三浦 國雄

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 いつもありがとうございます。

2010-10-18 Mon 06:43
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与謝野晶子の源氏物語。
 怒濤の一週間を終える。週の真ん中で頑張ったので、土曜日の午後はモノレールで8つほど先の、資料館で与謝野晶子と『源氏物語』に関する講演会を拝聴。大学院入学希望者のための講演会を外部に開いたと言うこともあって、一般参加者は二名(つまりぼくたちだけ)。その昔、同じテーマで文章を書き、最初の論文集にも収めましたが、その際、『与謝野晶子全集』を購入しようと古本屋街をあるいたところ、全巻揃いで70万円と聞いて腰を抜かした記憶があります(図書館で何冊も借り出しました)。
 あの頃から比べれば、相場の値崩れ、と言うよりは崩壊に近い価格となっているわけですが、これだけ新出資料が出てくると、『決定版全集』などと言うキャッチコピーは安易に使わぬ方がよいように思います。

 案外、自宅に近く小一時間ほどで帰宅できたのですが、その間、近所の昭和記念公園では箱根駅伝予選会が行われ、母校は43年ぶりの落選不出場が決定、通り掛かった小平駅では八歳の男の子が特急にはねられていたと言うニュースを知りました。母校は、週刊誌のデート報道で学長が辞職するは、看板だったスポーツ部が入れ替え戦だの予選落ちだの、あちこち衰退して監督が何人も更迭される、果ては法科大学院も合格者が二人、とどめは右翼の街宣車まで来て良い話題がありません。そこで、正月の箱根駅伝と大学サッカーはM大(法学部事務室の神川監督最高!)を応援することにします。

  晶子の精進学んで秋の暮れ
 
 おそまつ。

2010-10-17 Sun 10:04
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