物語学の森 Blog版

このBlogは、私が物語研究の途上で出会った様々な発見や、物語をともに学ぶ人々との出逢いを綴ったものです。ごらんのみなさんにも物語文学の深遠なる森の如き世界の一端をお知りいただければ幸いです。

みなさんによろしく。

 曇天の水曜日、寒風の中、萩谷先生の葬儀・告別式に列席。喪主のご挨拶で先生の最期のことばが紹介され、
 「みなさんによろしく」
 だったとのこと。いかなる時にも人を気遣う先生らしいことばです。万感胸に迫り来るものがありました。
 式後、門下生一同、隣接する萩谷家の墓参。六年前になくなった奥様と夭折したお子さんの墓碑銘がありました。 『土佐日記』の「亡児哀傷」の講義の折の先生のことや、亡くなったお子さんのためにご夫婦で折り鶴をたくさん作ったお話を思い出していました。            合掌。

紫式部の蛇足 貫之の勇み足 (新潮選書)紫式部の蛇足 貫之の勇み足 (新潮選書)
(2000/03)
萩谷 朴

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萩谷朴先生逝去。

 24日午後3時44分逝去。
 昨日、萩谷先生ゆかりの「元輔集」の注釈を5首すすめたところでした。不肖の弟子が心からご冥福をお祈りします。そしてありがとうございました。
訃報 朝日新聞
訃報 毎日新聞
訃報 読売新聞
エキサイトニュース 
1999.111999.11 撮影
(1917.11.09~ 2009.01.24 (享年91歳) )
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長い仕事の終わり。

 雪が舞う曇天。清泉女子大学で物語研究会例会。すべて「物語研究」8号の合評会で、5人のレポーターに、各2本ずつの批評をお願いし、編集長のボクが司会。厳しくも暖かいとはまさにこのこと、 ひとりひとりの評者の言葉、それに対する返答もまた、執筆者の「研究者魂」を感じた一日となりました。そして、覆面かつ黒子の査読のみなさんにもまた。
 これで「8号編集委員会」もめでたく解散。みなさん、ご苦労様でした。
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王昭君。

 三月のシンポジュウムのために、曲目を考えているところです。

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教科書「解説」のむずかしさと楽しさ。

 雨。テキスト版の「解説」を、両者の意見を束ね、補訂して確定版を入稿。これで原稿関係はすべて入りました。ともあれ、寄って立つ学説が重要なポイントでことごとく対立する学統にあり、擦り合わせが大変かと思っていました。それゆえ、自分で言うのも何ですが、良く書けていると思います。
 昔、高校の検定教科書を作ったときには厳密なページ制限などがあり、先行する他社版との兼ね合いもあって、思い通りに書けませんでしたが、こちらは大学版。版を重ねてよい本にしてゆきたいと考えています。
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光る源氏が宗像仁だった話。

 曇天。思い立って大泉学園駅まで徒歩で往復約80分。越してきて16年にして初めての冒険でした。
 先週放映されたアニメ・『源氏物語千年紀記念 Genji』をじっくり観ました。光る源氏のキャラクターデザインが誰かに似ているな、と思っていたのですが、うたた寝の後で思い当たりました。
 そう『エースをねらえ!』の、あの宗像コーチ。同じ監督だとこうなるわけですか。このキャラなら OVER 40 も泣きながら観ることでしょう。ちなみにボクの周辺では、アラ還の先輩研究者の方が元気です。
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伝鷹司基忠筆『源氏物語絵巻』詞書断簡。

 成績を提出しに出かけた図書館で『古筆学大成』を久しぶりに開いて、伝鷹司基忠筆『源氏物語絵巻』詞書断簡が目にとまりました。小松さんの解説に依れば、尾張徳川家の「御道具類」の「目録」に見えており、明治初年に流出した物のようです。『明月記』の『源氏物語絵巻』十巻との関連が示唆されていますが、これは異論もあるところ。
 先日提出した論文に加筆できれば、強力な補強になりそうです。


 註;鷹司 基忠(たかつかさ もとただ、宝治元年(1247年) - 正和2年7月7日(1313年7月30日))は、鎌倉時代後期の関白。父は摂政鷹司兼平。母は権大納言藤原実有女。円光寺関白と号した。
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授業日程完走。

 曇天のち快晴。今年度の授業最終日。いつもご一緒の科学史の先生が、「ボクはこの仕事始めてから連続出場記録更新中なんです」と、にこやかに仰ったけれど、そう言えば、ボクも今年もまた一回も休講しなかったのでした。今は学生気質が変わってきたし、休講の多い先生は歓迎されない。「無事これ…」と言うことにしておきましょう。来週が定期試験で、この大学も九周目を完走予定。
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江戸東京博物館特別展「珠玉の輿~江戸と乗物~」展

 曇天の寒風の中、江戸東京博物館の特別展「珠玉の輿~江戸と乗物~」展へ。ゼミ発表で必ず「乗り物」についての報告があるので、時代は違っても勉強しておかないといけません。
 学芸大の先生がアメリカで発見し、昨年、篤姫の乗ったものと確認された、徳川家と近衛家の御紋の入った籠を熟覧。家定の母・本寿院の駕籠と並んで展示されていました。「黒塗り双葉葵唐草葵牡丹紋散蒔絵女乗物」なる歌舞伎の演目みたいな名称。本寿院の籠は「黒塗梅唐草丸三階菱紋散蒔絵女乗物」。ともに、駕籠の内側に描かれた源氏絵があり、こちらも場面をじっくり。
 常設の企画展、「徳川将軍家ゆかりの女性」でも篤姫や和宮の品々。今、幕末の五摂家の動向について勉強中です。

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新刊二冊拝領。

 この一週間で新刊二冊拝領。
王朝物語史論―引用の『源氏物語』王朝物語史論―引用の『源氏物語』
(2009/01)
星山 健

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端役で光る源氏物語端役で光る源氏物語
(2009/01)
不明

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 星山さん、『端役で…』編者の久保、外山さんならびに執筆のみなさん、献本ありがとうございます。
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