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2012-05-17 Thu 06:39
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2012-05-14 Mon 06:23
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デジタルリマスター版を見逃していた『東京物語』(1953)。 笠智衆(1904-1993)と原節子(1920-)による小津映画の代表作であることは誰でも知っていることですが、娘役の杉村春子(1906-1997)も含めて、原作の年齢設定との齟齬が大きいことを知りました。72歳の周吉役を笠智衆はなんと49歳で演じており、娘・志げ役の杉村春子とは実年齢が二歳しか違わないと言うわけです。 ただし、あの間合い、空気感はそれを帳消しにする名演。母の死去まもなく帰京する志げが母親の形見をねだるシーンなど、我が家でも実際にあったようななかったような。祖父が亡くなり、葬儀を終えて、孫たちが次次に帰って行くのを祖母が見送っていた光景の記憶とラストシーンが重なります。 高齢化社会と云う現代を60年前に先取りしていた映画と云うことになるのでしょうか。 そう云えば、田中眞澄先生との最後の会話は原節子の消息でした。そんなことまで田中先生はご存じでした。 |
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2012-05-13 Sun 09:35
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水曜日に編集委員会。土曜日はもうひとつの学会委員会。来月頭まですべて週末は学会があります。この委員会に資料調査も兼ねて遠方から出席の委員もありましたが、水曜日の編集委員を兼務している委員四名、渋谷の短大で毎週ご一緒の委員も四名。機関誌来月号には『光源氏物語傳來史』の書評を載せて頂けるようです。執筆者は編集委員相方の先生。かくして、ボクの周囲には研究にも会務にも熱心なみなさんが多いと云うことでしょうか。何しろ関東圏に研究者の7割が集中しているというのだから、これも致し方ないことではあるでしょう。しかも地方の大学ほど、大学教員の研究環境が悪化していて、学会委員会どころではないという現実的な側面もあるでしょう。
いずこの学会も懸案事項はあるけれど、今回の委員会はまさに緊急事態、喫緊の課題が約30年も伏流していたようで、実は極めて個人的な献身で学界最大規模の会務が行われていたことを知りました。 いずれにせよ、誰かが泥を被らないと組織は動かないものではあるけれど、それはプログでも書き残せない事柄が多いもの。時に、右と云えば左、と言うような発言をする人もいたりして、なかなかすんなりと運ばないのが常です。 時代別、分野別、時代横断型といくつかの学会に入っていますが、何年も足が遠ざかっているところもあります。十年ほど前に歌関係学会はすっぱり辞め、おもしろそうなときだけ聴講にしました。どちらかと言えば、首都圏主導型の会に足が向き、関西主導型の会に興味が湧かないと言う志向性があるように思います。最近、拝読した本にはボクの志向性とまったく対極にある考えのもと、研究拠点が形成されていたことを知りました。ただし、こういう時代、セクト主義は学界を先細らせるだけ。と言うより、自分の陣地優位主義を唱えるのは、情勢不利と思っているから口にするだけなのであって、結局、好き嫌いにへりくつ付けているだけ、と思っているのですが、いかがなものなのでしょうか。水曜日、土曜日と二次会でお聞きしたお話を聞いていると、まずは研究者自身の相対化、リテラシーが喫緊の課題であると実感しました。 |
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2012-05-10 Thu 06:54
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2012-05-06 Sun 08:55
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![]() 実家の近くの桃畑が満開で、新幹線から眺めると、りんご畑の白とのコントラストが絶妙のようです。写真右が浅間山。まだ残雪が残っています。まさに「桃園」。 何年ぶりかで締め切りがなく、溜まった礼状を書きました。座右には池田亀鑑『花を折る』。代筆が多いことで知られる著者ではあるけれども、自ら筆を染めたと思しき滋味溢れる文章に惹きこまれます。ただし、口述筆記であっても、必ずご本人が目を通しておられたことは申すまでもありません。 その昔、「本文解釈学」の講義は、萩谷先生が書き下ろしの原稿を音読のあと、解説するかたちの講義で、これがそのまま、本になったわけですが、この門下の啓蒙的著作がわかりやすい文章なのは、このように、学生を対象として書き下ろしたからなのでしょう。朝日の『古典全書』は、家政学院や帝国女専の女学生相手に頭注の原稿を読んでいたと言う。そういえば、国学院での萩谷先生の講義は、『枕草子解環』のゲラをもとにしていたと聞きました。今ではなかなかできない講義スタイルです。 花を折る (1959年) 本文解釈学 |
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